トイレのリフォーム
各設備機器メーカーの最近の傾向としては、便器と一体となっていた手洗い器を切り離し、側面の壁に独立した手洗い器を設けるタイプを提案していること。壁の内法寸法が75センチから80センチほどの狭いスペースでも取り付けが可能となっています。
また、手洗器や紙巻器の下が収納として利用でき、掃除道具やトイレットペーパーなどをすっきりと収納することができます。
最近の便器は、少ない水の量で効果的に便器を洗い流すよう工夫されています。従来品では1回の水量が10Lから13Lだったのが、最近は6Lという少量の水で洗浄できる超節水型のタイプも登場しています。
家族の多い家ではかなりの節水量になるのですが、水の量が減る分、排水管内では汚物を流す勢いが弱くなるというデメリットもあります。排水管の勾配が少なかったり、トイレから汚水桝までの距離が長い住宅では、詰まりの原因になりますので、業者に良く調べてもらうようにしましょう。
浴室のリフォーム
ユニットバスはショールームで実物を確認することをおすすめします。年々設備がグレードアップしているので、最新の機器に触れてどのようなものがあるのかのかチェックしておきましょう。
浴室だけではなく水廻り全体に言えることですが、老朽化している配管は屋外から新しい管に取り替えた方が良いでしょう。
設備機器が新しくなると、それに伴い配管の取り出し位置が変わります。その際、壁の中の古い管から延長するのではなく、屋外の管(地中埋設管)から新しくすることをお勧めします。
管の材質によって耐用年数は異なりますが、鉄管やライニング管(鉄管の内側にビニールコーティングしてある)で配管してある場合は長い間に錆が発生しますので、樹脂系やステンレスなど耐久性に優れた管(各自治体によって使用可能な材質が定められている)に取り替えることをお勧めします。